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2021/05/12 15:27
イタリア料理にイタリアワイン、世界一を誇る世界遺産の登録数。
まさに歴史と文化と芸術のあふれる国。
今やイタリア=明るい国♪ なイメージですが、そこ(現在)に至るまでには
それはそれは大変な歴史がありました。
まさしく『ローマは1日にしてならず』
言葉を選ばないで言うなれば「勝ったり負けたりを繰り返してきた国」がイタリアです。
それは国内においても 対:国外においても、です。
とにかくあがいて擦り合わせて戦って負けてを繰り返していた神聖ローマ帝国からの
1861年3月に国家として統一されたイタリア王国。
となると、イタリアは2021年現在「建国159周年」
数字にするとある意味、まだ若い国。
しかし、イタリア半島の文明は、非常に古い歴史を持っています。
これこそがイタリアの最大の魅力。
『古くて新しい』
これはイタリアのファッションにも言えること。
一言で「古い」と言っても「古臭くならない」のは新しいから。
そして「ぶれないから」=eleganteなんですね。
↪購入する 1964年撮影 パラッツォ ピッティ宮殿 ファッションショー ¥6,600
今から50年以上前のファッションにもかかわらず
何ひとつ古くない。
むしろ今現代のファッションとしてなんら不足なし。
もっというならスマートでカッコよくて美しい。
以前のブログにも書きましたが(その時のブログはこちらを参照)
イタリアはとにかく国をあげて自国の「古き良き」を守り続けている国。
その守りの結果である1つが「路駐」
↪購入する
イタリア FIAT 500 クラシックカー(1969年撮影)
日本においての路駐は
緑の制服を着た方たちの取り締まり対象・罰金対象になりますが、
イタリアでの路駐は今も昔もれっきとした合法なんです。
合法というか、そもそも路肩に停めているその行為は路駐ではない、が正解。
イタリアの街中にある建物、地面、地下は歴史的にとても大切な遺産。
駐車場のために地面なんか掘らない!
景観を崩すから立体駐車場なんか作らない!
元々ある建物を潰して駐車場なんてもってのほか!
その結果、駐車場を作ることが難しく、駐車場が劇的に少ない。
ゆゑに、道路の端っこが駐車場になっていることが多い、というわけです。
↪購入する
リベルタ広場 タクシー イタリア フィレンツェ(1962年撮影)
とはいえ道路上に、道路脇に、車が止まっている為、
道路が車で溢れるなんてことは、今も昔も変わらず…
↪購入する
フィアット チンクエチェント FIAT 500(1964年撮影)
そういう光景、風景も含めてマルっとイタリアってことで(笑)
そして、そんな余裕くらい、心の何処かにいつも持っていたいものです。
「余裕」は「心の健康」と「安全安心」の素☆