って前置きを付けて秘密を教えてくれる人は
その人自身が色んな人にその秘密を言っちゃってる可能性あり
=あなたの秘密をその人に話した日には…
くれぐれもお気をつけくださいませね。
ということで今ではもう世界中に知られまくっておりますが、
その昔、16世紀に造られた1キロにもおよぶ『メディチ家専用の隠し通路、秘密の通路』
それが「ヴァザーリの回廊」
「隠し通路」「秘密の通路」なんて、響きだけでワクワクします。
この流れで「メディチ家」の話しをし始めると、世界史の教科書のようになってしまいそうなので、ザクっと割愛します。
メディチ家とは・・・
1434年から1737年までイタリア・フィレンツェを実質的に支配した超金持ち!
以上!
さてそのワクワクする回廊がどこにあるのか・・・答えはこちら!
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1962年撮影 ヴェッキオ橋 フィレンツェ モノクロ写真 ¥6,600
あ…えぇっと、前回のブログで散々見たのでさすがに知ってますよ。
「ポンテヴェッキオ(ヴェッキオ橋)でしょ?」
てか…でもだからこれは「ポンテヴェッキオですよね」
という声が聞こえてきそうですが…
そうです正解!
この橋、ポンテヴェッキオこそがヴァザーリの回廊なんです。
丁寧に申しますと、この橋の2階にヴァザーリの回廊が通っています。
この秘密の隠れ通路であるヴァザーリの回廊はウフィツィ美術館に入り口があり、
ポンテヴェッキオの2階を曲がりくねりながらピッティ宮殿へと続いています。
その昔メディチ家当主コジモ1世の自宅 兼 職場(政庁者)であったヴェッキオ宮殿と、
川を挟んだ向こう岸にあるメディチ一族の住居であったピッティ宮殿。
そこで
「よし!うちらメディチ一族 お金持ちだし、誰かに狙われたりすると危ないし、
会社とお家一直線で行けるように通路、回廊作っちゃおう!
でも秘密ね!なんかあった時は避難経路にもなるわけだし、誰にも言っちゃダメね」
なんてやり取りがあったか否かは存じ上げませんが、
その結果「メディチ家専用の隠し通路、秘密の通路」であるヴァザーリの回廊ができたわけです。
この約1kmに渡る回廊の設計者ヴァザーリは
「5年かかるところを5ヶ月で建設したぞ!」と自画自賛したそうです。
(私が依頼者だったら至極不安…)
若干、登場建築物 過多、なのでわかりやすくまとめてみます。
・・・・・・登場建築物まとめ・・・・・・
④ヴェッキオ宮殿 (ヴェッキオ橋)
③ウフィツィ美術館 ーーーーーーポンテヴェッキオーーーーーー①ピッティ宮殿
②ヴァザーリの回廊(ポンテヴェッキオの2階部分)
①ピッティ宮殿 メディチ一族のお家
②ヴァザーリの回廊 約1km 通勤路+緊急時の避難経路
③ウフィツィ美術館 メディチ家OFFICE フィレンツェの行政機関=合同庁舎
この手前、今写真を見ているあなたの背中、後方にウフィツィ美術館があります。
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1960年撮影 ヴェッキオ宮殿 Palazzo Vecchio フィレンツェ ¥6,600
↑
隣接
↓
④ヴェッキオ宮殿 メディチ家当主コジモ1世の自宅 兼 職場
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2012年撮影 ヴェッキオ宮殿 時計台 朝日 ¥6,600
長らく閉ざされてきた回廊が一般公開されるようになった後 2016年に再び閉鎖。
そして今年2020年にオープンか?!が、ずれ込んで2021年にオープン予定だそうです。
色々な意味でとにかくまだまだ待つことになりそうな「秘密の通路」への道、そしてイタリアへの旅。
そうなったら仕方ありますまい。
家の中で、イタリアにフィレンツフェに行っちゃいましょう♪
この写真こそが秘密の通路への入口かもしれません。
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1948年撮影 イタリア ヴェッキオ宮殿水たまり ¥6,600
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1990年撮影 ウフィツィ美術館 ルネサンス絵画 ¥6,600
あぁ、この写真の空気感に触れたい…
余談:このヴァザーリの回廊の改修工事予算は約10000000€
日本円にして13億円らしいです…恐るべしメディチ家