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2020/11/12 16:54
故きを温ねて新しきを知る
文明の利器によって人との交わりがどんどん過疎化していっているように思えてならない昨今。
そもそも人はその昔、身振り手振りの直接コミニュケーションから始まり、
石や葉っぱ、太鼓や狼煙(のろし)、文(ふみ)、鳩、電報、ダイヤル式の黒電話、ポケベル、
もう挙げればきりがないくらいの連絡手段でコミニュケーションを取ってきました。
誰かに何かを伝えたいと思ったら、日にちはかかるわ、命だってかけるわ、な手間暇がかかっていたわけです。
しかもポケベルが流行った時代は今から約30年前。しかもポケベルのサービスが終了したのはまさかの2019年!去年ですよ!
たった30年前はみんなテレホンカードだ公衆電話だ、で暗号のような数字でやり取りを普通にしていたわけです。
それが今や携帯は1人1台が当たり前。
携帯も持たずに独り言話してるのかと警戒して少し距離を保ったら、まさかの誰かと電話している人。(ミッションインポッシブルか!)
時計に話しかけてる人。(メン・イン・ブラックか!)
文字も打たず文章も打たず、スタンプ1つで成り立ってしまったように思えるコミニュケーション。
世の中が便利になればなるほど、人はどんどん大切な何かを忘れている気がしてなりません。
実際に私が今現在覚えている電話番号は「実家」と「祖母の家」のみ。切ない・・・
なんだか人として悲しくなります。
HP(ヒットポイント)を使う、ようは体力を使う、体を使うことって記憶に直結するんですよね。
さて、そろそろ公衆電話使いたくなりませんか?
メールじゃなくてスタンプじゃなくて「声」で誰かに何かを伝えたくなりませんか?
1970年撮影 イタリア電話ボックス ドンナバンビーナ ¥6.600(税込)
もっと言うと直接逢って話したくなったんじゃないですか?
1954年撮影 イタリアトスカーナ 恋人 ¥6.600(税込)
大人になるとしらふで肩組むってなかなかしなくなるな…なんてこともこの1枚に出会わなかったら気づけないままでした。
そういう「気づき」と「きっかけ」をくれるモノとの出会い、人との出逢いを大切にしたいものです。
今回ご紹介した作品はそういう大切な「キッカケ」をくれる2枚です。
※このブログにあるものは全て私個人の見解です。
答え:14106=アイシテル
言われてみれば解るけれども、解るけれども・・・わかるか~い!!!